ENGRAVER 彫刻師のご紹介
Engraver 彫刻師

南部 白雲
なんぶ はくうん
(本名:南部 秀三)
南部白雲木彫刻工房は明治31年より三代に渡り、井波彫刻を生業として参りました。
社寺仏閣の装飾彫刻や祭礼彫刻、住宅欄間、天神様などの制作に始まり、
その技術を生かした「看板サイン」もまた新たな井波彫刻の伝統として現代のニーズに受け入れられるよう力を注いでいます。
初代より一貫して変わらない事は、依頼主の想いや物語性を軸としたオーダーメイドである事。
そして100年200年と大切にされ残していけるものを、喜んでいただけるものを作る事。
そんな想いで伝統を育んでおります。
井波という歴史と伝統ある町に育てられ、先人がいたから今がある。
先人がご苦労をして積み上げてきた階段をまた、
一段一段重ねていくよう大切に育んでいく。
井波の職人として受け継いできた事を守り、
そして次の世代に繋げていくためにも
「今」必要とされる事をその技と心で発揮していけたらと思います。
〒932-0211 富山県南砺市井波2174
TEL 0763-82-0916
URL nanbuhakuun.com
E-mail info@nanbuhakuun.com
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攝(しょう)護寺(ごじ) 山門(さんもん) 桟(さん)唐戸(からど)
設置された寺院の山号名「天龍山」にちなみ、昇龍、降龍、飛龍、雨龍など諸々の龍や、宗派の教義等も反映された彫刻を施し、その寺院らしさの溢れるものにしました。材料も質の良い日向産の天然けやきを使っています。 -
住吉大社 種(たね)貸社(かししゃ) 神鏡台
神鏡台の絵様は「波に瑞雲」が一般的です。しかし、この神鏡台はお祀りされている神様のご神徳に合わせてデザインしています。具体的には、穀物・種銭・子宝の三種を授かるというご神徳のある末社だったので、芽の生えている「芽生(めばえ)の神鏡」、財がたくさん増える「鈴生(すずな)りの神鏡」、子どもの玩具などをあしらった「子宝の神鏡」の三種類を制作しました。 -
クリーニング店 看板
ハンガーにシャツが吊るされたデザインの木彫り看板で、クリーニング店と一目で分かるものになっています。デザインは依頼ごとに考えるので、他にも餅屋、美容室、酒屋など、様々な木彫り看板を制作してきました。
略歴
●昭和45年(1970) 父である木彫刻師「二代目 南部白雲」に師事
●昭和55年(1980) 二代目 白雲より「秀水」の号を受ける
●平成10年(1998) 三代目 南部白雲を襲名